訪問活動の定着と深化

定期的な訪問は
入所者メンバーさんの
安心感と積極性を担保する
 
 
だからこそ
わたしたちの活動を
職員さんたちは必要と感じてくださり
呼んでくださった
 
 
予算をとり
交通費の工面をし
複数回の継続訪問を
と打診いただいたのです
 
 
これまでに
本来の音楽療法というものが
レクリエーションではないこと
継続する中で変化していくこと
個を大切にすること
などを折に触れてお伝えし
 
 
どのような形を考えたら
彼らによりよい活動が
提供できるのかを探って
対話を繰り返してきた
 
 
その甲斐あって
わたしたちに比較して移動距離の短い
近隣地域の音楽療法活動者に
新たに加わり
定期的に訪問していただけることになった

 
どんなに私たちに熱意があっても
往復600キロの距離があっては
回数を増やすことには限度がある
 
 
セラピーには密度の他に
接触頻度も大切なのだ
 

わたしたちのための活動ではなく
彼らがよりよい時間を過ごすための選択としては
とても喜ばしいことだった
 
 
必要性を訴え続けた甲斐があったというもの
 
 
 
そしてその上で
さらに私たちにも継続訪問をしてほしいと
お申し出をいただいた
 
 
そこで
わたしたちがあたためていた
よりセラピューティックな
セッションを提案
 
規模、内容、方法なども
より深化させた活動を
来年からは
開始できそうな流れとなった
 
 
気力と体力と時間をつかって
訪問するからには
わたしたちも
自分がより成長している
より彼らに貢献できると
感じられる活動は
喜びが大きい
 
 
職員さんとの
より深い対話
地域への理解が生まれそうで
楽しみです

深化のはじまり
スポンサーサイト

大事と小事

この夏
当時の内閣による
厚労大臣の初視察に
全国の障害者施設の中から
光洋愛成園が選ばれたそうだ。
 
会報を読むと
分刻みのスケジュールに合わせて
準備を整え
限られた時間の中で
現状の悩みをどのように伝えたら
理解していただけるか
腐心していたことがわかる。
 
 
 
大変な労力をかけたけれど
大臣がひとりひとりの肩に手を置いて
声をかけてくれたことが
印象深く残っているのだそうだ。
 
 
それはそれで、いい。
 
 
でも
その腐心した訴えを受け取ってくれた大臣は
あっけなく内閣入れ替えで去っていった。
 
 
あれはいったいなんだったのだろう。
そう思うことだってあるにちがいない。
 
 
大臣に随行する官僚という方々は
内閣には連動せず
職務を続けているに違いない。
でも
彼らが自主的にその訴えを継いでくれるものではないだろう。
 
 
視察
 
というものの
空虚な印象を
改めて思う出来事だった。
 
 
 
対してわたしたちの活動は
かぼそくも小さい。
 
けれど。。。息長くしぶとい笑
 
 
役職でも
形式を整えるためでもなく
想いのみが原動力で
行動しているからだろう。
 
 
その分始める時には 
相当の覚悟を要した。
 
 
今、その覚悟が定まっている分
継続することにゆらぎはなく
むしろ関係性を深めた
入所者の方
入れ替わり立ち替わり出会う職員の方と


どのようにしたら
よりよい彼らへの貢献ができるのか
活動を深化させている。
 
 
 
どちらがよいわるい
ということではなく


ものごとには
様々な側面がある
 
と感じる出来事です。

大臣が来た

訪問活動

7月に続いて往復600キロの日帰り訪問活動を行ってきました
 
ボンゴわくわく


福島県広野町にある
障害者支援施設
光洋愛成園


震災の年
群馬県高崎市での出会いから7年目を迎えます
 
福島県内に施設を再建
定住して1年半をすぎ
メンバーのみなさんも
落ち着いてきたように感じられました
 
 

事情があって
いつもとは違う
午後の時間に活動を行いました
 
 
入浴
そして食事をとって
やわらかな日差しの差し込む時間
 
入浴に体力を使い
けだるさを感じる時間ですので
ソファーに深々と身を沈めて
動かない人や
 
椅子にすわったまま
目を閉じている人もいらっしゃいました
 
 
けれども
わたしたちの訪問を
心待ちにしてくれている人も多く
 
 
部屋へ入ると
駆け寄ってきて
「きたね!」「きたね!」
と握手を求めてきたり
 
楽器その他の設置準備を手伝おうと 
集まってくれたり
 
 
彼らの
わくわくする気持ちが
伝わってきます
 
訪問セッション20171125
 
流れるようなメロディ
体を動かしたくなるようなリズム
 
感情をより出したくなるような楽器
色彩
感触
 
さまざまな方法で
彼らとコンタクトしていきます
 
思い思いの参加姿勢
 
初めてお会いするメンバーも
終わる頃には
リラックスした表情で
わたしたちの近くにいてくれました
 
キーボードとわたし
 
「明日は?」
と次を期待されたり
まだまだ歌い続けていたり
からだをゆすっていたり
 
 
余韻さめやらぬ中
恒例の写真を撮って
握手やハイタッチで
またね
を交わす
 
 
回を重ねるごとに 
彼らと
わたしたちの
間に起こる感情が
深まっているのを
感じるひとときです
 
集合写真20171125

また来年!

訪問活動再開 600キロの旅

昨年9月以来の
訪問音楽療法に行ってきました
 
福島県広野町の光洋愛成園
(Jビレッジのある町)

久しぶりの投稿なので
簡単に説明しますと

知的障害者の入所施設で
震災前は
福島県富岡町にあった施設です
 
原発事故により
まず県内の三春町へ避難
落ち着ける場所を求めて
そこからさらに
群馬県高崎市へと
彼らは
施設丸ごと避難生活を余儀なくされました
  

富岡町というのは
 避難指示解除準備区域(平成29年4月1日解除)
 居住制限区域(平成29年4月1日解除)
 帰還困難区域
という状況を抱える地域です
 
 
私たちが訪問活動を始めたのは
高崎市内にある国立施設敷地内へ避難を始めた頃
2011年の11月ですから
今から6年近く前のことです
 
 
言葉も気候も違う土地で
職員さんも利用者さんも
家族と離れ離れになり
手探りの生活を続けていました
 
 
私たちが
ふとしたご縁から出会った施設でした
 

170709発散〜
 
当初から
継続的な活動を決意していた私たちは
数ヶ月に一度の頻度で
高崎へ通い続けました
 
 
もとから音楽の好きな彼らは
すぐに反応してくれましたが
数十分のセッションで
30名あまりのメンバー全員と
深く関わっていくのには
時間が必要です

 
回数を重ねるごとに
彼らはわたしたちを受け入れ
思い思いの関わり方を
示してくれるようになりました
 
 
はぁ〜満喫中


ご家族と職員のみなさんの努力の末
福島県広野町に
あらたに土地を取得し
施設を新築
移住したのは去年の春でした
 
移住までの1年あまり
職員さんもメンバーも
もうすぐ行くんだ
もうすぐだ!
と県内へ戻れることに
わくわくしていました
 
ですから
「ようやく帰れるのは
嬉しいことですね」
と声をかけたところ
 
「帰れませんよ!」
とにわかに厳しい顔をした
職員さんのコメントに
ハッとさせられました
 
 
どんなに近くであろうと
県内であろうと
そこは
”帰る”のではなく
”行く”ところなのでした
 
ただ
少しでも
家族の住む町に近くなることで
一緒に住めるようになったり
会いに行き来することが
できるようになる
というだけのこと
 
 
腹立たしさと
あきらめと
さまざまな感情が
交錯していることを
改めて知ることになりました

 
待ってた〜
 
それでも
移住までの数ヶ月は
本当にワクワクとしていた
彼らでした
 
 
ですから
引っ越しは
彼らの次善の到達点であり
わたしたちのサポートの
終了を意味する
と思っていたのです
 
 
けれども
昨年ご連絡をいただいて
ぜひ来て欲しい と
 

訪ねてみると
そこには
あらたな困難が
生まれていることを知りました
 
 
不特定の人が出入りする
治安の悪さ
人口の少なさからくる
職員数の不足
 
 
利用者さんたちが
新しい環境になじむまでの
障害ゆえの困難さ
 
 
遠方そして人口の少なさによる
ボランティア訪問者の激減
 
 
町の規模の違いからくる
余暇活動の選択範囲の減少etc.
 
 
さまざまな理由が重なって
彼らは刺激の少なさに
耐える暮らしをしていました
 
 
そこで
職員さんたちに
熱望されたのが
わたしたちの活動でした
 
 
遠くて申し訳ないんですけど・・・
そういいながらも
セッションをリクエストしていただいた
そのわけは
 
 
こんなに繰り返し訪ねて
彼らを理解し
活き活きとさせてくれる人はいない
 
ということでした
 
 
うつむいたままだったり
激しく動き回ったり
発音が不明瞭だったり
奇声を発したり


いわゆる障害としては重度と認定される
ひとりひとり
違う特性の彼らは
 
その知識や経験がない人からは

・どう接していいかわからない
・反応がない
 
と思われてしまうことが多いのです
 
 
そのため
職員さんは
ボランティアさんにとても気を遣います

 
 
私たちは
障害への知識と理解を以って
セッションを行っていますので
 
うつむいている姿勢の中にも
表情がニコっとなったり
からだをゆらしてリズムに乗っている
ことを見逃しません
 
 
奇声を発していることは
喜びの表現な人もいる
と思って
全身の表現を観察して
受け取るようにしています
 
 
袖をめくって
と言ってくる彼は
親愛、甘えの表現をしているのだ
という理解をしてコミュニケートします
 
 
そんなわたしたちを
職員さんは
 
おふたりが来てくださると
利用者さんたちを
誤解しないので
本当に安心で
嬉しいし
自分たちも心から楽しんでます
 
 
とおっしゃいます
 
 
そして昨日の
セッションでは
メンバーのみなさん
さらにリラックスして
ちょっとわがまま
ちょっと毒舌
リクエストも続出するという
より主体的なセッションになりました


セッション後
職員さんと
振り返りの打ち合わせをしていますと
 
 
いやー
あんなに楽しそうに
しているのは
久しぶりでした
 
 
としみじみおっしゃるのです
今日の全員集合
 
 
つまり
それほど
移住してからの生活では
刺激となることが
少ないことを意味します
 
 
セッションが
意味あるものであったことは
嬉しいのですが
高崎での避難生活に比べて
人との交流
文化的刺激が
減ってしまった現実に
心が痛みました
 
 
どうしたら
より彼らが幸せに暮らせるのか
わたしたちができる貢献は
どんな方法があるだろうか
 
 
そんなことを
考えるようになった訪問でした
 
そして
小さなアイデアが
浮かび始めています
 

一人の力は小さい
でも無力じゃない
1回の活動はささやか
でも無駄じゃない 
 
 
だから
できることを
できるときに
こつこつと
 
 
音楽の持つやさしさにつつまれて
場を創る
お金を創る
機会を創る
 
その時々の
できることを
積み重ねていこうと思います
広野の愛成園

訪問活動  追いかけて… 600キロの旅

4月の終わりに地元福島県の
新天地へと旅立った
富岡町の光洋愛成園
 
  一度来てくださいね
 
  一度は会いに行きますね
 
そんな約束をして別れた私たちでしたので
その後どうしているだろう
と気になって
会いに行ってきました
 
 
広野町はいわき市のお隣り
高速道路のインターチェンジを降りて
10分ほどのところに彼らの施設はありました
 
 
広い敷地に通路で繋がった平屋建ての建物
明るい壁色にたっぷりの採光
現在の国の定める基準により
ゆったりとした個室に住んでいるそうです

高崎の仮住まいではそんなことも言っていられず
共同スペースにいる生活でしたので
それはそれで半年近くたっても
まだなんとなく不慣れなところがあるようです
 
 
セッションをした部屋もまた
普段毎日使っている空間ではないそうで
どこか落ち着かない顔の方もいらっしゃいます
 
 
それでも歌を歌い
顔を合わせ
楽器を叩き   しているうちに

「あぁ、あの活動か!」と思い出して下さったようで
声をかけてくださる方も現れました

広野セッション1

みなさん変わらずお元気な表情に会えて
再会の喜びがありました

0928集合写真


 
サポートスタッフや余暇活動のバリエーションなどは
まだまだ課題があるようで 
職員のみなさんからは
大歓迎していただきました
 
 
埼玉から広野町は300キロ
往復600キロ、7時間の旅でした

もう少し近ければ。。。
そんなため息をつきつつ
次の訪問をひそかに計画しているリーダーでした

広野の愛成園

sidetitleプロフィールsidetitle

ccr secretariat

Author:ccr secretariat
ようこそ。CCRブログへ。
2011年、小さい規模でもコツコツ続けていこうというコンサートと音楽療法活動を始めました。


コンサート活動は
・集った方々と音楽を通した人との「つながり」を感じること

・被災地(団体など)の状況を直接仕入れた情報を元に「伝える」こと
そして
・収益を被災地(団体など)支援につかうこと
を目的として行います。


また、音楽療法活動は
・被災地(団体など)と継続的に「つながり」

私たちをはじめとする他の地域の人々が
・被災と復興について忘れていないことを行動を通して「伝える」

を大切にしています。



メンバーは
発起人の呼びかけに共感して行動を共にしてくれる
との時々の音楽関係者。


ゴールはある程度の見通しが立つこと。
年月を経ることで
関係性に区切りがつくこと。



お問合せメールはccr_sryあっとyahoo.co.jpまでお送りください。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle最新トラックバックsidetitle
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleカテゴリsidetitle
sidetitle検索フォームsidetitle
sidetitleRSSリンクの表示sidetitle
sidetitleリンクsidetitle
sidetitleブロとも申請フォームsidetitle

この人とブロともになる

sidetitleQRコードsidetitle
QR