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5年間の軌跡 番外編 訪問活動3月 

瞬間で終わらない
続けられる支援をしよう

そう考えた活動のひとつでした

不定期ではありましたが
5年の間に15回
彼らに会いに高崎山へ上りました

5年前、福島県の浜通り 富岡町から
施設ごと避難してきた障害者支援施設 光洋愛成園

高崎ラスト1

私たちはその日その気分、その体調で
そのまま向き合い
音のコミュニケーションを通して
お互いを知り合ってきました

IMG_2056s2.jpg

社交的な人
内向的な人
あまえんぼうさん
おせっかいさん
ヤルキマンマン
悲しみにひたる

次第にいろんな顔を
思い切り見せてくれるようになりました

当初、職員さんたちに
すまなそうに言われていたものです

『すみません 盛り上がりに欠ける反応で』
『全員やらなくてすみません』などなど




その度尋ねました

普段の様子と比べていかがでしたか?

『○○さんは普段だと音楽が好きじゃないというか
落ち着いて座っていられないんです。
だけど今日は落ち着いて座っていられたし
結構いい顔してました』

『○○さんは楽しいとか嬉しいとか
そんな気持ちが高まってしまうと
じっとしていられなくて部屋をうろうろ歩き回ってしまうんです』

それって十分楽しんでくれているということですよね?
私たちもそういう気持ちをちゃんと感じていますし
表情があまりない方も体でリズムをとっていたり
顔をあげてはいないけれど
うつむいたままでニコッとしているのを
わかっていますよ
十分楽しんでくれているし
反応を返してくれていると思っています

そうお伝えすると
職員さんは安心なさるのでした

さまざまなボランティアが来てくれるのだと
教えてくれました

メンバーのみなさんの特徴を
あまりご存じない方に
困惑されたり
がっかりされたり
・・・そういうことへの気遣いを
職員さんはなさっていました

IMG_2064s_201603140410029ee.jpg

けれど
私たちへの気遣いは要らないと
次第に理解してくださり
セッション中は完全に私たちに委ねてくださるようになりました

私たちが来る日は
「メンバーも楽しそうだしお任せできるし、結構ラク」と
思ってくださるまでになりました

そしてメンバーのみなさんはというと
何人もの人がリクエストをしてくださるようになり
体中で乗っちゃおう!と誘いかけると
立ち上がって輪の中心にきたり
歩き回ったりと思い思いの格好や動きで
共に音楽を味わうようになりました

演奏している私に向かって
「いいねぇ!」とばかりに
笑顔を向けてくれる人もいれば
「おれも弾く」
と言ってキーボードを触ったり
隣に座りこんで話しかけ続けたりと
楽器や演奏者を気に入ってくださる方もありました

明日もくる?
明後日は?
と聞いてくれる人も現れました


帰りを見送ってくれる人
握手してくれる人
ハグしてくれる人
寂しくなって泣いてくれる人

たくさん たくさん
やりとりが生まれました

IMG_2077s_2016031404355521f.jpg

5年前にお会いしたきり
シフトの都合で
なかなか会えずにいた職員さんと
今回ご一緒しました


久しぶりにご覧になっていかがでしたか?

「いやぁ職員からいろいろ聞いてはいたんですが
ほんとにみんな楽しそうでした
これだけ繰り返し来てくれる人は他にいないんですけど
それだけに
引っ込み思案で
だけど輪に入りたい人
引っぱりだしてほしい人に
きっかけを与えてくれて
満足させてくれたりと
メンバーの性格や特徴を理解して対応してもらって
それぞれに楽しめていることがよくわかりました」

IMG_2085.jpg


回を重ねるごとに
場がやわらかく あたたかくなり
動きが思い思いに活発になり
団らんのような時間となっていきました

私たちは
彼らに
多少なりとも
貢献することができたのだろう
そう感じることができました


来月
彼らは新しく建設した
福島県広野町の施設へと引っ越します



福島「光洋愛成園」の高崎避難生活、5月に終了





遠く離れていたご家族と
会いやすい距離での再スタートです

5年という月日は
老い、成長、定着、離れる
さまざまな変化をもたらしています

メンバーは変わらないけれど
運営としては
まったくゼロからのスタートなんです

職員さんのおっしゃった意味は
今の私たちにはきっと10%ほどしか理解できていないのでしょう
どれほどの緊張と困難があるのでしょう

けれど
可能性が
未来が
困難さを補ってくれることでしょう

桜の美しい
海の豊かな
人懐こい富岡町を
彼らは心に留め置きながら
再出発です

心からのエールを送り

いつの日か
新天地での
再会を約束して

高崎山でのセッションを完了しました
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ひとまず8月

毎年かかさず続けている所沢での企画を打合せしました。
公共施設ゆえ、ぎりぎりまで確定しないのですが
それでもひとまず8月に

やりたい希望をつぶやきます

そして

その他でも開催できたなら

一人でも多くの人と
やさしいひと時をわかちあい
想いを形にして
郡山へ届けられたら

6年目に入る活動を
静かに
淡々と
準備します

旅立ちへ

年に数回、訪ねている施設

順調に移転の準備が進んでいる

以前、「戻る見通しがたってよかったですね」
とスタッフに申し上げたことがある

「戻れませんよ!」

吐き出すように返ってきた


せめて県内に帰れたら
そう慮ってのことだったけれど

それは理屈の上でしかない

5年の歳月は
若者を人の親にする

幼児は小学生になる

さらさらと流れゆく時は
出会いと別れを
心の折り合いを
促していく


旅立ちに胸を躍らせて
早すぎる荷造りをするメンバーたち

多忙と困難を抱えながら
奮闘するスタッフの方々

私たちに残された彼らとの時間を
精いっぱい楽しく
音楽したい


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ccr secretariat

Author:ccr secretariat
ようこそ。CCRブログへ。
小さい規模でもコツコツ続けていこうというコンサートを始めました。
お問合せメールはccr_sryあっとyahoo.co.jpまでお送りください。

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